肌のＸデー（後編）

すごいエステ に出会い、地道に漢方で体質改善（これは甲子園にいいお医者様をみつけました♪）に取り組んだ結果、だんだん吹き出物はでにくい肌になってきました。あのＸデーからはここまででだいたい2年くらいかかったでしょうか・・・。

そうなると気になるのが「跡」です。私はどの皮膚科でも「色素沈着しやすい肌ですね」と言われるほど、もれなく「にきび跡ちゃん」ができてしまう悲しい体質。。。なんでだろー？！今までできては治り、治ったそばから新しいのができ・・・って感じで繰り返しブツが現れていたため、しみなのか跡なのか分からないもの多数・・・指先に触れる肌がなめらかになったとしても、私の感覚からしてそれは「完治」とは呼べませんでした。ある皮膚科の先生（女医）に見てもらった時「ある程度はよくなると思いますが、まったくなくなる、というのがゴールと考えられているなら、それは無理ですね」と言われ、（ってこんなこと言うことないと思いません？「無理」とか・・・。スキンケア外来なるものがある病院だったけど、これっきり二度と行ってない）それなら完璧に治してやろーじゃないかって思ったこともあって、次の私のターゲットは「色素沈着」へと移りました。

コスメデコルテの美白美容液（ここのは私とかなり相性がいいのです）とビタミンＣ美容液をまず併用。ビタミンＣの美容液は、今でも季節によって使うラインナップが変わっても、かかさず使うアイテムになっています。美白だけじゃなく、ハリや毛穴にも効くので、三十路以上の方には必須モノかと。（ビタミンＣものも今じゃいっぱい出回っていますが、自分と相性のいいものを見つけるのはなかなか苦労しますよね。お値段にも幅があるし・・・目下のお気に入りは「ハーバー」の「ホワイトレディ」。コスパいいです☆）クレドポーボーテのセラムブランエクストラＡＣかコスデコ美白もの＋ビタミンＣが定番になりました。

それで手ごたえを感じつつ、次に頼るのはやっぱりメディカル系ケアです。ケミカルピーリングを定期的に受けることにしました。学生のころ、エスティローダー「フルイション」と相性のよかったことを思い出し、きっとＡＨＡは私の肌に合うだろうと。案の定読みはあたり、かなりの色素沈着とさよならできました。ただね、それなりの皮膚科に定期的に通うと高くつくんですよね・・・化粧品も上記や他にいいときけば試してたのでそれなりにかかるし。で、ホームピーリングに切り替えました。ナチュラビセのアンプル入りの奴に。他にも私の肌はちょっとの酸にもびくともしないので（万人におすすめできません！あしからず。刺激が強いのでちょっとずつ試しながらというのをおすすめします）洗顔料やクリームなんかもＡＨＡ入りのものを使ったりして、かなり攻めのケアをしました。ＡＨＡで古い角質をはがしつつ、そこに美白化粧品を投入というのは今でも私にとって有効なコースです。

そして吹き出物に悩んでいたことは分かんない位に回復することができたんです。肌きれいって言われることもあるくらい（お世辞かもしれないけど。。）。あんなにブツが出来た割にはその痕跡はないかも。今は昔のむちゃくちゃな日焼けのツケか、退治し切れなかった跡かはわからない、うっすらしたシミが気になるかな。これも結婚式に向けて対策中です（これはまた他の機会に）。

20台後半で肌の調子を崩す女性は多いですよね。友人にも大勢います。あんなに卵肌だったのにー！みたいな。いわゆるこのＸデーはホルモンバランスの崩れが大きな原因だと思いますが、大丈夫！絶対治ります。私、身をもって体験したんだもん。。。これから迎える30台を美しく過ごすためにいい勉強になりました。こんなことがなければ、ここまで美容に関心が持てたか分からないし。ちょっと努力がいるかもしれないけど、どんなことがあっても女性たるもの「あきらめない」ということが肝心なのかもしれませんね。

肌のＸデー（番外：エステ編）

そのエステは大阪の夜の街、「新地」のど真ん中にありました。

某有名口コミコスメサイトの掲示板でであった方に紹介いただいて（もちろんお会いしたわけではない・・）、直感の赴くままにたずねたそこ・・・オーナーエステティシャン（通称：先生。。）のお肌をみてびっくり！40はゆうに過ぎているであろうのに、真っ白！しみひとつなく、目じりにしわさえない！まるでマシュマロ。オペラ歌手のように優雅な話しぶりとはうらはらに、体育会系なお人であることは、その十数分後に分かることになります。

台にあがり、さっそくクレンジング。指先でくるくると絶妙なタッチですっかり眠くなる私。産毛もシェービングもしてくれ、至れり尽くせり。「これはいいかも・・・」と意識が朦朧としながら思っていると蒸しタオルがはずされ、なにやら冷たいものが顔に吹き付けられました。「ちょーーっと痛いかもしれませんよお♪」薄目を開けると先生の手にはなにやら銀色に光る「耳かき」のようなものが・・・。で、おもむろにこれで顔を

グリグリグリグリ～グリグリグリグリ～

とし始めるではありませんか！要は「耳かき」のスプーンの底辺に穴が開いていて、そこから毛穴につまった皮脂を押し出しているわけです。鼻なんかは毛穴ごとに「ググッ、ググ～」と押し出され、もう、痛いの何の。「ちょおーっと」じゃございませんことよ、先生。。。背中が痛みで浮き上がるぐらい。吹き出物がある場所は、当然のようにつぶされます。痛みに耐えること数分、うっすら涙目になる私に「これはよごれおとし、なの。みんな初めは皮脂が硬くなってるからなかなか出にくいので、半年はこんな感じで汚れを出すことに専念します」とのこと。冷たい化粧水がたっぷりしみこんだ、分厚いローションパックをほどこされ、（こんな分厚くするエステ初めてでした。）「沈静します」の声とともに30分経過・・・その間、なんども惜しげなくローションがドボドボ足されました・・・ようやく美容液と日焼け止めを塗って終了。ちなみに私の顔からでた「汚れ」を見せてもらいましたが、卒倒しそうでした。

あんなに痛かったんだから、きっと顔中真っ赤で血だらけかも・・・とおそるおそる鏡をみると、沈静が効いていたのかそんなでもありませんでした。でも、赤い点々いっぱいで人様に見せられるものではなかったけど。その後、ここには2年以上通いました。週に一度はきっちりと。はっきりいってここに出会わなければ治ってなかったかもしれない。。。

なんでここにしようかと思ったのかは、アジア諸国でエステを受けたことがある方は分かるかもですが、タイやバリ、香港なんかではこのやりかたはわりとポピュラーで（毛穴の汚れを押し出す！）、いろいろ試していた私が一時肌の調子がよくなったのがこれらのエステをうけた後だったんです。なので、日本でもこのやりかたを実践しているところを探したんですね。吹き出物つぶすなんて・・・って思われる方もいらっしゃると思いますが、後のケアさえしっかりしていれば、一番早く確実に治るのはこれだと私は信じてます。ちなみに今でも季節の変わり目におおきな「ブツ」ができることがあるのですが、（しかも鼻とかに）これはこれまた上手な皮膚科を見つけていて、ここでメスで切ってつぶしてもらいます（文字で書くとこわいなー）。だけど、次の日にはお化粧できるくらいすぐ治るし、跡も残らないんです、不思議と。

この先生は漢方やアロマ、栄養学などあらゆる美容と健康に関する知識が豊富で、通っている間とても勉強になりました。ディオールやヘレナなど外資系のＢＡやオルラーヌでのエステティシャンを経験後、独自のやり方で確立された先生のお店は、ちょっときれいになりたい♪、とかリラックスしたい♪みたいな方には絶対おすすめしませんが、切実な肌の悩みを抱えている友達などを紹介すると確実に結果を出してくれましたね。時間は少しかかるし、初めのうちは行って2日くらいはちょっと人と会いにくい顔になるけど(>_<)。

そんなこんなで私の美容はどんどんマニアックな方向に進んでいったのです。

肌のＸデー（前編）

その日は突然やってきました。

あれは、４年くらい前かな・・・高校生までは「青春のシンボル」（って古・・・）に悩まされていたものの、大学生になるとめっきり強靭な肌になっていた私におとずれたその日・・・ぶつぶつがな・お・ら・な・い！！

なんとなくちょっと吹き出物出てるなーとは思っていたのですが、気が付くと顔に10個以上のブツが！それからですよ、このブツとの戦いがはじまったのは。いわゆる「アダルトアクネ」「大人にきび」ってやつですね。

関西の有名どころの皮膚科は結構行きましたよ・・・でもね、治らないの。いつも、「ミノマイシン」ていう抗生物質か、「アクアチムクリーム」という塗り薬をほいって渡されるだけ。抗生物質は一時よくなっても飲み続けられないし、アクアチムにいたっては私にはまーったく効果ナシ！もう見たくない、コイツは。

肌荒れがひどいとなんか人に会うのもいやになりませんか？ちょっとひきこもり（？！）になりかけたりもしました。でも、決意したんです、絶対治すと！それからいいと言われる化粧品は結構試したし、（それには、あのドゥ・ラ・メールクリームも入ってます）サプリをとったり、どくだみジュースやお茶を飲んだり、はたまた体質改善に漢方も！そりゃーいろんなことしました。マニアックな化粧品も使ったりとか。（美杏香ってご存知の方います？）

そのうちだんだん楽しくなってきたんですね。よし、こいつがだめなら次はあれだ！みたいな。おかげさまでコンシーラー使いはプロ並みになり（妹いわく、ハリウッド特殊メイクばり、らしい。今でもコンシーラーは常時3本ほどを使い分け）、みんなにも「えー、そんなに荒れてる？」といわれるくらいメイクテクも上達しました。お金もいっぱい使っちゃいました。（あー、あのお金がいまあれば。。。）

でも根治にはいたらず。そんな時、出会ったのが「すごいエステ」なのです・・・・（続く）

ジョー・マローンの香水

私はかつて香水コレクターでした。ファーストコロンは確か中学生のころ、父が海外旅行のお土産にくれたニナリッチの「レール・ドゥ・タン」。高校時代の愛用は懐かしのカルバンクライン「エタニティ」でした。（あー、これってみんなつけてたな・・・って歳がばれますね。。）海外へ行くたびに買い集め、大学生のころになると30本以上はあったっけ。シチュエーションに合わせて毎日のように香水を使い分けていました。

そのうち、ディオールの「デューン」をヘビーローテーションしていた大学生の冬のある日、例の「阪神大震災」にあってしまうわけですよ。幸い命に別状はなく、家も無事だったのですが、見事に私の香水たちは・・・こなごなのこっぱみじんに！！一時のパニックが過ぎ、生活もようやく落ち着いてきても、その香水たちの混ざり合った濃厚な香りだけはなかなか消えなかったのです。。。

それ以来、なーんとなく香水に頭痛を覚えるように。つけられるものが限定されるようになり、でも好きだからつい買っちゃってはお蔵入りのもの多数。そんな時出会ったのが「ジョー・マローン」の香水です。

これって、すごく自然な香りなんですよ。ナチュラルな素材の香りっていうのかな、本物のお花の香りがしたり。また、レイヤリングといって香水同士をかさねづけするとよりオリジナルな香りになります。日本では確か売ってないので、だれかとバッティングすることもないし♪なので目下こればっかり。

大きいボトルは「White Tie & Tiara」という香水で、エルトンジョンの呼びかけでエイズのチャリティーのために作られた限定モノ。世界で1000本の中の850本目とナンバリングしてあります。これはどうやら結婚式のカップルをイメージした香りらしいです、手に入れたときは全然「関係ナシ」だったけど。パイナップルとフレッシュな白い花（だと思う・・・そんなイメージ）が混ざり合った、さわやかだけど個性的な香りです。

香水で頭が痛くなる方もここのなら大丈夫かも。ＮＹやロンドンで手に入ります。

ピンクのブーケ

ちょうど去年の今頃、友達の結婚式がありました。彼女は「お嬢様」と言う形容詞がぴったりな、折れそうに細い体でとてもきれいな顔立ちをしていて、中高時代からの仲でありながらいまだに見とれてしまうような人です。

おうちも恵まれた環境だった彼女は、いわゆる「セレブ」（うっあまり好きじゃない、このコトバ）な人なんだけど、全然ひけらかさないし、いつも周りの人に気を配る素敵な女性。そんな彼女は、付き合ってずいぶんたつのにまったく結婚の話が出ない私たちカップルのことをいつも気にかけてくれていて、時には厳しい意見をくれたり、とりとめのない話に付き合ったりしてくれていました。

東京・虎ノ門のホテルでの式の後、同じホテルにステイさせてもらった私に翌日、このブーケを「これはpinacに！」ってわざわざもってきてくれた彼女。ピンクのバラを30本以上束ねた贅沢なブーケは、ずっしりと重いくらいで「次はpinacだから」って言ってくれた言葉とともに大事に神戸までかかえて帰ったものです。

それから一年。そのころは夢にも思っていなかったのに、結婚することになっているなんて先のことは分かりません。決まるときはあっという間・・・と何人にも言われたけどその通りでした。

あのブーケはもうないけど、幸せのおすそ分けをもらったんだなって今さらながら感じます。これから先、私もちょっとずつ幸せを重ねていけたらいいな・・・誰かにおすそ分けできるように。

サンダル

やっとあったかくなってきましたね。気温が上がってくると、春を飛ばして夏モードに入りたがる私なので、つい買っちゃいました、サンダル。

毎年夏に愛用しているこげ茶のサンダル（ラルフのもの）があって、これがもう8年はき続けてるのでさすがに引退のため、代役にと思って、北野のBARKSで。アンティークゴールドの鋲つき、ウェッジソール(ここも皮）っていうのにちょっとヤラれてしまいました。私は靴はヒール7センチ以上、というのが基本なのでこれもクリア。でもって歩きやすいし！

定番のシャネルの血豆色のペディキュアをぬってクロップトパンツをあわせたーい！早く夏になればいいのになー、なんて葉桜の下で考えてます。でも結婚資金を貯めるため節約中なので、このことはダーには内緒だなあ・・・。