朝のカフェオレ | ピナ・コラーダ飲みたい。。

朝のカフェオレ

久しぶりに更新したので、調子にのって今日も。


ここしばらくはいくらお天気のよい日も、数ヶ月前の空のように濃く、抜けるような青さを感じられなくなってきました。うちの家のリビングは、窓が多くて…カーテンを開けると見える空の色は毎朝の楽しみなのです。この景色に惚れてここにした、と言っても過言でないほどお気に入りの眺め。


その青も…やっぱり季節によって違う。好きだった夏の青と今の青は少しずつ違うように、時間は自分が思っているよりもずっときちんと流れていて、周りの状況も刻々と変わっていて…なのに私はそのことにずいぶん無自覚にぼけーっとしている気がします。最近とても感じるそういういろんな「gap」…。


彼を送り出した後、ひとりカフェオレを飲みながらそんなことをよく考えています。朝ごはんの定番は「GREENS coffee roaster 」のコーヒーで、夏の間はアイスコーヒーだったけど、さすがにこう肌寒くなってくるとあったかいカフェオレがなにより美味しい。


カフェオレを飲むのは、夏の間に手に入れたカップです。



丸湯呑


カップっていうか…丸湯呑、とお聞きしたのだけどまあいいでしょう。小野哲平さんのものです。


ふらっと寄ったお店で、それは目を釘付けにしました。今まで小野さんの作品を拝見する機会は何度かあったのですが、この左のほうの湯呑が棚から呼んでいたのです。


この不思議な土の感じ…そのとき「フィンランド」にはまっていて、毎日フィンランドの写真やら何やらを眺めていたせいでしょうか、この湯呑に「雪に覆われたフィンランド」の景色が見えて。


力強い大地に降り積もる雪と、氷の、そこに吹く冷たく厳しい風のイメージ…冬のフィンランドなんか、行ったことないくせに、強くその世界にひきつけられたのでした。


一つだけお持ち帰りしたのですが、お茶を飲むときは(コーヒーのときは一人だけど…※ダーはコーヒーが嫌い)大体二人分入れるので、お気に入りのこれが使えないのが不便で、右のも後から連れて帰ってしまいました。


右のはよく見ると小さなドットが飛んでいて、あずきのような水玉がたまらなく愛らしいのです。物によっては内側がうっすらとピンクがかったりしていて…その表情は雪国の女性のほっぺたみたいだなあ、と思いました。やっぱり、私にはどうしても雪の景色を連想させるこの湯呑たち。


ちょうどお店に伺った時小野さんの個展をされていて、おかげでたくさんの中から選ばせていただきました。


一つ一つ、大きさ形も微妙に違うのですが、慎重に選んだものを家で見てみると、先に買った「雪のフィンランド」と形がほぼ同じ大きさだったのです!自分好みの形・大きさって記憶にしみ込んでいるものなんですね…。


なんとなく、フィンランドは男性的なので彼の、あずきドットは女性的なので私のという風に決まってしまいました。重さも大きさも、手のひらにしっくり、ぴったり来て、少し冷めてからカップを大事にささげ持ってカフェオレをすすっていると、ぬくもりがじんわり伝わってきて少し幸せな気持ちに。


ぬくもりを感じつつ、こうしてまたぼーっとしてしまう朝のひと時。現実逃避気味なのかもしれません。。。